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日本英学史学会の会則と役員構成

  • 英学史とは?
  • 幕末・明治期において、英米の書物や英米人などを通して行われた西洋学術の研究を「英学」と言います。 「英学」が、わが国の近代化に果たした役割はよく知られています。この「英学」と隣接する社会史、文化史などを背景としながら、史的に研究する学問を「英学史」と言います。 研究領域を少し個別的に分類してみると、日米・日英交渉史、英米(西欧)文学・思想導入史(受容史)、英語教育史・学習史、英語教授法史、英語教育機関・学校史、近代科学史、英語関係書・辞書史(研究)、お雇い外国人研究など実に幅広い研究領域があります。

  • 日本英学史学会とは?
  • この学会は「日本英学史研究会」として1964年6月に発足しました。会員の充実に伴い、1970年10月、現在の「日本英学史学会」となりました。会員数は約二百人。その目的は、日本の英学に関する学術的研究を行うことです。本学会は日本学術会議協力学術研究団体の一つです。  日本は幕末から明治にかけて「近代化」へと舵を切り替えました。日本はいわゆる西洋先進国の文化・文明・学術を、最初はオランダ語を通して、次に英語を通して受容してきました。十九世紀はイギリスの世紀であり、二十世紀はアメリカの世紀でありましたが、 そこへインターネットの発明が加わって、今や英語は実質的には世界語であると見做す人が少なくありません。  基本的にいいますと、英学史は英学が十九世紀に(明治が終るまで、とする人もいます)日本に入ってきて、 日本の近代化を促進させたという事実に、さまざまな角度から歴史的にアプローチするものです。ひと口に英学といいますが、その内容は多岐にわたります。文学、言語、芸術、歴史、宗教、社会制度、教育、文化人類学、政治、経済、商法、科学技術、医学等、 およそ文化・文明といわれるすべての分野を含むことができます。英語を媒介として日本にもたらされた限りにおいて、すべてを英学史の対象にすることができます。そういうわけで、学問としての英学史は、それがオープンな学問であることが最大の特色であるといえるのです。

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